朝日インテック(7747)に聞いてみた
朝日インテック(7747)に以下の質問をしてみました。
-----------------------------------------------------------------------
質問その1
2010年までの中期間にて御社の成長を牽引する要因があるとすれば、
どのようなものであるか教えて下さい。
質問その2
同様にリスクとしてどのようなものを考えているか株主に分かりやすい言葉で
教えて下さい。
質問その3
御社が成長する上で削るべきもの、追加すべきものを挙げて下さい。
質問その4
株主還元に関してのスタンスを聞かせて下さい。
質問その5
御社のM&Aに対する考えを聞かせて下さい。
質問その6
御社への就職を目指す人材について望む事を聞かせて下さい
-----------------------------------------------------------------------
【朝日インテックの回答】
質問その1
2010年までの中期間にて御社の成長を牽引する要因があるとすれ
ば、どのようなものであるか教えて下さい。
回答>
現在弊社では、
循環器系を中心とした低侵襲治療製品(以下注ご参照下さい)について、
『グローバル市場への展開を加速化』していくとともに、
『患部領域の強化・拡大』に取り組んでおり、
この戦略が今後も弊社の成長を牽引するものと予測致しております。
現在、年間のPTCA治療(循環器系における低侵襲治療)件数は、
日本が約20万症例ございますが、
グローバル規模では日本の約10倍以上の症例数があると言われております。
また、この治療件数は、欧米市場を中心に益々増加する傾向にあります。
その増加要因としては、従来、外科手術でしか治療できなかった
大変難しいCTO治療と呼ばれる病変に対しても
PTCA治療が可能な弊社の製品(PTCAガイドワイヤー)が
欧米市場にて近年販売開始されたことや、
再狭窄率を低減する薬剤ステントが普及していることなどが推測され、
PTCA治療の市場は今後も更なる拡大が進むことが予測されます。
このような状況のもと弊社は、
主力製品PTCAガイドワイヤーについて、
米国医薬品企業の最大手の一つであるアボットラボラトリーズ社と
欧米地域における販売契約を、2011年度まで締結しており、
受注も年々大きく拡大しつつあります。
今後も、国内及び欧米市場を中心としたグローバル市場全般において、
引続き受注の拡大が見込まれ、
弊社の業績を牽引するものと予測致しております。
また、患部領域の強化・拡大に関しては、
2007年2月に米国大手医療機器メーカーとの
全世界向けの腹部用ガイドワイヤーのOEM契約が締結されるなど、
新市場・新領域分野への進出が順調に進んでおり、
今後の成果に繋がるものと予測しております。
注:低侵襲治療
患者の精神的・身体的ダメージを最小限に抑えるために、
開胸・開腹手術をすること無く、
太腿や手首から血管を通じて行う傷口や痛みが少ない治療のことをいいます。
通常の外科手術に比較し、患者のダメージが軽減されるほか、
入院期間が短縮される等の利点があり、
また付随して患者の経済的負担の軽減や、
政府の医療費抑制策にも貢献する治療法と言われています。
質問その2
同様にリスクとしてどのようなものを考えているか株主に分かり
やすい言葉で教えて下さい。
回答>
会社が事業を行う上で、様々なリスクがございますが、
それらに関しては、有価証券報告書及び決算短信内の「事業等のリスク」にて、
開示しておりますので、是非、ご参照ください。
その中でも特に、現在認識しております重要なリスクとしては、
弊社の第二の生産拠点である『ハノイ工場の立上げに伴うリスク』がございます。
現在、量産については殆ど全てを第一の生産拠点であるタイ工場にて行っております
が、
タイにおける一国集中のリスク軽減の観点から、
ベトナムのハノイに、第二の生産拠点を確立しつつあります。
このハノイ工場は、2007年1月よ本格的に稼動を開始しておりますが、
このハノイ工場の立上げが、環境の動向等により、
計画通りに進捗できない場合には、当社グループ全体の業績に
影響を与える可能性がございます。
なお、現在、ハノイ工場の立上げについては、
慎重を記し対処いたしておりますので、
リスクの具現化はないものと認識しております。
質問その3
御社が成長する上で削るべきもの、追加すべきものを挙げて下さい。
回答>
削るべきものは、現状で特に認識しておりませんが、
追加すべきものとしては、
上記質問その1にて記載致しております戦略等を
達成することであると考えております。
質問その4
株主還元に関してのスタンスを聞かせて下さい。
回答>
弊社は、常に企業価値の向上を目指すことにより、
長期にわたって安定的な配当を継続することを基本方針としております。
配当金につきましては、
当期の業績と今後の事業展開等を総合的に勘案して決定しておりますが、
現在のところ、配当性向の目安は連結当期純利益の25%としております。
また、内部留保金につきましては、
生産設備の充実、国内・海外販売の推進、
競争力の高い製品開発等を中心とした先行投資を行うことにより、
一層の業績向上に努めてまいります。
質問その5
御社のM&Aに対する考えを聞かせて下さい。
(自社がM&Aを行う立場である場合
およびにM&A対象になった場合の両方)
回答>
弊社が属する医療機器業界では、
グローバル規模にて
大手医療機器企業間のM&Aによる企業編成が進む等しております。
弊社がM&Aを行う立場としては、
弊社の現在の事業領域の延長線上にて、
今後成長が期待でき、かつ買収による相乗効果の望める先等があり、
企業価値向上を高める上で、有益と判断された場合には、
積極的に行っていく予定です。
また、M&A対象になった場合に関しては、
その個別案件毎に対応は異なることとは存じますが、
弊社の取締役会議等で賛同を得ないと判断されるようなM&Aの脅威に対しては、
安定株主対策を進めること等で、対応していく所存でおります。
質問その6
御社への就職を目指す人材について望む事を聞かせて下さい
回答>
弊社は、研究開発型企業として、
尊い人命に関わる医療機器製品や、
ハイテクノロジーを支える高機能製品を絶えず追求しています。
弊社が創り出す製品が活躍するフィールドは世界70ヶ国以上に拡がっています。
Only One技術で世界中のお客さまの「夢」にお応えしたい、
そんな思いに共感いただける人材を求めています。
【IR-QAの評価】
非常に明確にかつ理解しやすいように回答されています。
この業種を知る上でも興味深いものとなっています。
朝日インテック
HP http://www.asahi-intecc.co.jp/